大和心を復活させ輝く生き方・働き方をデザインする

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こんにちは
こがみのりです(=゚ω゚)ノ


会社、学校、コミュニティ、宗教など
人が集まる場所には必ず共通の理念があると思います
 

社訓、校訓、戒律などがそれです
私の高校の校訓は
「誠実 自主 創造」です



正直、これを在学中に意識したことはありませんでしたが(笑)


共通理念とは何か?



そもそも、「理念」というものは
物事の「あるべき状態」についての基本的な考えです


会社の社訓であれば
その会社の社員の「あるべき姿」を明文化したものです


トヨタ自動車の基本理念(社訓)は
トヨタの経営の「核」として貫かれてきた「豊田綱領」がもとになっています


「豊田綱領」とはトヨタグループの創始者である
豊田佐吉の考え方をまとめたものです


創始者がどういう「想い」で会社を立ち上げ
どういう姿勢を従業員に求めていたかを


トヨタの関係会社の規模が拡大するにつれ
従業員に周知徹底すべく明文化する必要性が出てきたのです


そこで草創期の中心メンバーが佐吉の遺訓としてまとめ
明文化させ、世に出たのが「豊田綱領」なのです






一番大切なのは、どういう思いで、その組織を作ったか?
その想い(理念)を共有することが
組織において一番大切な事なのですが


会社にしろ、宗教にしろ、コンミュニティにしろ
大きくなり、人数が増えていく過程で
末端までその「想いが」行き渡らなくなります


口頭で伝えるのが、困難になります
その時に、文章として、周知しようと作るのが
「基本理念」です


その会社の「在り方」です


もともと、社会貢献のために始めた団体でも
規模が大きくなってくると、その団体のもたらす利益を目的に
人が集まってくるようになります


利益(形)を求めて集まった集団は
その形が崩れた時、組織自体ももろく崩れ去ります


利益が上がらなくなると、その団体化ら離れていく
利益が上がり始めると、自分に都合よく周りを振り回すような人も出てくる


形が変わると、崩壊する組織には
共通する思い(理念)がないのです


全員が、社会貢献を求める団体のトップの「想い」に共感して集まったのであれば
形(収益)が伴わないからと言って、すぐに崩壊することはありません


むしろ、みんな頑張ります
共通理念のもとに一致団結します


全ての団体、コミュニティには
共通の「理念」が必要なのです
そのコミュニティメンバー共通の「あり方」を記した
「共通理念」が必要になるのです


日本国の理念



コミュニティと言えば
国家もコミュニティです



なので、その国の民族に共通の理念があるはずです
その国の国民に対して、国・国民の在り方を明文化したものがあるはずです


もちろん、日本国にもあります
それは、今から千年以上も前に作られました
日本最古の憲法「十七条憲法」です


この憲法は日本国の国民の「あり方」を成文化したものです
今の日本国憲法は「やり方」であり、これは理念とは言えませんし


そもそも、外国の憲法を借りて作ったものです
もともとの日本人の生き方とは違います


そんな借り物の憲法をもとに日本国をまとめようとしても
「やり方」をいくら説いても、人心はまとまりません


日本という国は常に「あり方」「理念」で
国土を保ってきた国です


では、その「十七条憲法」の内容はどういうものだったかというと・・・


十七条憲法で書かれている事



≪一≫

和をなによりも大切なものとし、いさかいをおこさぬことを根本としなさい
(和を以って貴しと為せ)
人はグループを作りたがり、悟った人格者は少ない

それだから、君主や父親のいうことにしたがわなかったり
近隣の人たちともうまくいかない

しかし上の者も下の者も協調・親睦の気持ちをもって論議するなら
おのずから物事の道理にかない、どんなことも成就するものだ



≪二≫

あつく三宝を信奉しなさい
3つの宝とは仏・仏の教え・僧侶のことである

それは生命(いのち)ある者の最後のよりどころであり
すべての国の究極の規範である

どんな世の中でも、いかなる人でも、この法理を尊ばないことがあろうか
人ではなはだしく悪い者は少ない

よく教えるならば正道にしたがうものだ
ただ、それには仏の教えに依拠しなければ、
何によってまがった心をただせるだろうか


≪三≫

天皇の命令をうけたならば、かならず謹んでそれに従いなさい
君主はいわば天であり、臣下は地にあたる

天が地をおおい、地が天をのせている
かくして四季が正しく巡り、万物の気がかよう

それが逆に地が天をおおうとすれば
こうした整った秩序は破壊されてしまう


そういうわけで、君主がいうことに臣下は従いなさい
上の者がおこなうところ、下の者はそれにならうものだ

ゆえに王(天皇)の命令をうけたならば
かならず謹んでそれに従いなさい

謹んで従わなければ、やがて国家社会の和は自滅してゆくことだろう





≪四≫

政府高官や一般官吏たちは、礼の精神を根本にもちなさい
人民をおさめる基本は、かならず礼にある

上が礼法にかなっていないときは下の秩序は乱れ
下の者が礼法にかなわなければ、かならず罪をおかす者が出てくる

それだから、群臣たちに礼法が保たれているときは社会の秩序もみだれず
庶民たちに礼があれば国全体として自然に収まるものだ


≪五≫

官吏たちは饗応や財物への欲望をすて
訴訟を厳正に審査しなさい

庶民の訴えは、1日に1000件もある
1日でもそうなら、年を重ねたらどうなろうか

このごろの訴訟にたずさわる者たちは、賄賂を得ることが常識となり
賄賂をみてからその申し立てを聞いている

すなわち裕福な者の訴えは石を水中に投げ込むようにたやすく受け入れられるのに
貧乏な者の訴えは水を石に投げ込むようなもので
容易に聞きいれてもらえない

このため貧乏な者たちはどうしたらよいかわからずにいる
そうしたことは官吏としての道にそむくことである


≪六≫

悪を懲らしめて善をすすめるのは
古くからの良いしきたりである

そこで人の善行は隠すことなく
悪行を見たらかならず糺しなさい

へつらい欺く者は、国家をくつがえす効果ある武器であり
人民を滅ぼす鋭い剣である

またこびへつらう者は、上には好んで下の者の過失を言いつけ
下にむかうと上の者の過失を誹謗するものだ

これらの人たちは君主に忠義心がなく
人民に対する仁徳ももっていない
これは国家の大きな乱れのもととなる


≪七≫

人にはそれぞれの役割がある
役割にあたっては職務内容を忠実に履行し
権限を乱用してはならない

賢明な人物が任にあるときはほめる声がおこる
よこしまな者がその任につけば、災いや戦乱が充満する
世の中には、生まれながらに全てを知りつくしている人はまれで
よくよく心がけて聖人になっていくものだ

事柄の大小にかかわらず、適任の人を得られればかならずおさまる
時代の動きの緩急に関係なく、賢者が出れば
豊かにのびやかな世の中になる

これによって国家は長く命脈をたもち、あやうくならない
だから、いにしえの聖王は官職に適した人を求めるが
人のために官職をもうけたりはしなかった


≪八≫

官吏たちは、早くから出仕し、夕方遅くなってから退出しなさい
公務はうかうかできないものだ

一日じゅうかけても全てを終わらせるのは難しい
したがって、遅く出仕したのでは緊急の用に間にあわないし

早く退出したのでは、必ず仕事をし残してしまう



≪九≫

真心は人の道の根本である
何事にも真心がなければいけない
事の善し悪しや成否は、すべて真心のあるなしにかかっている

群臣たちに真心があるならば、何事も達成できるだろう
群臣に真心がないなら、どんなこともみな失敗するだろう


≪十≫

心の中の憤りをなくし、憤りを表情にださぬようにし
他の人が自分の意に添わぬ事をしても怒ってはならない

人それぞれに考えがあり、それぞれに自分がこれだと思うことがある
相手がこれこそといっても自分はよくないと思うし
自分がこれこそと思っても相手はよくないとする

自分はかならず聖人で、相手がかならず愚かだというわけではない
皆ともに凡人なのだ

そもそもこれが良いとか良くないとか
誰が定めうるのだろう

おたがい誰も賢くもあり愚かでもある
それは耳輪には端がないようなものだ

こういうわけで、相手が憤っていたら
むしろ自分に間違いがあるのではないかと虞れなさい
自分ではこれだと思っても、みんなの意見にしたがって行動しなさい


≪十一≫

官吏たちの功績・過失をよくみて、それにみあう賞罰を行いなさい
近頃の褒賞はかならずしも功績によらず、懲罰は罪によらない

指導的な立場で政務にあたっている官吏たちは
賞罰を適正かつ明確におこなうべきである



≪十二≫

国司・国造は勝手に人民から税をとってはならない
国に2人の君主はなく、人民にとって2人の主人などいない

国内のすべての人民にとって、王(天皇)だけが主人である
役所の官吏は任命されて政務にあたっているのであって
みな王の臣下である

どうして公的な徴税といっしょに
人民から私的な徴税をしてよいものか


≪十三≫

いろいろな官職に任じられた者たちは
前任者と同じように職掌を熟知するようにしなさい

病気や出張などで職務にいない場合もあるでしょう
しかし政務をとれる時にはなじんで

前々より熟知していたかのようにしなさい
前のことなどは自分は知らないと言って
公務を停滞させてはならない


≪十四≫

官吏たちは、嫉妬の気持ちをもってはならない
自分がまず相手を嫉妬すれば、相手もまた自分を嫉妬する

嫉妬の憂いは果てしない
それゆえに、自分より英知がすぐれている人がいると喜ばず
才能が優っていると思えば嫉妬する

それでは500年たっても賢者に会う事はできず
1000年の間に1人の聖人の出現を期待することすら困難である

聖人・賢者といわれる優れた人材がなくては
国を治める事はできない


≪十五≫

私心を捨てて公務にむかうのは
臣たるものの道である

およそ人に私心があるとき、恨みの心がおきる
恨みがあれば、かならず不和が生じる

不和になれば私心で公務をとることとなり
結果としては公務の妨げをなす

恨みの心がおこってくれば、制度や法律をやぶる人も出てくる
第一条で「上の者も下の者も協調・親睦の気持ちをもって論議しなさい」といっているのは、こういう心情からである



≪十六≫

人民を使役するにはその時期をよく考えてする
とは昔の人のよい教えである

だから冬(旧暦の10月~12月)の暇があるときに
人民を動員すればよい

春から秋までは、農耕・養蚕などに力を尽くすべき時である

人民を使役してはいけない
人民が農耕をしなければ何を食べていけばよいのか
養蚕がなされなければ、何を着たらよいというのか


≪十七≫
ものごとは一人(独断)で判断してはいけない
必ずみんなで論議して判断しなさい

ささいなことは、必ずしもみんなで論議しなくてもよい
ただ重大な事柄を論議する時は、判断をあやまることもあるかもしれない

その時はみんなで検討すれば、道理にかなう結論が得られよう





以上が、聖徳太子が示した日本国の共通理念である
「十七条憲法」です


日本国、日本の民を預かる立場の役人に対しての「共通理念」であり
この憲法を使って、民と臣を教育し
日本という国の秩序、国土を保とうとしたのでした


今でも十分通用する内容ですね


この理念を自分の仕事や家族に当てはめて実践すると
より強固な絆で結ばれるのではないかと思います

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